建築学教室の構成(学部教育)


  • 建築学科は、多様な専門研究教育領域を対象としています。これらの領域は、4つの分野に分類され、3つのステップで学部教育を担っています。
  • 4つの分野とは、建築理論分野(Architectural Theory、AT分野:建築史・芸術論、建築計画)、都市環境分野(Urban Environment、UE分野:都市計画、環境工学、都市防災)、構造工学分野(Structural Engineering、SE分野:建築材料・構法、建築構造学・構造力学)、およびこれらの共通領域としての建築デザイン分野 (Architectural Design、AD分野)です。
  • 3つのステップとは、「建築への道筋」期、「建築への素養」期、「建築専門分野への萌芽と探求」期で、基礎から専門領域へ修学が深化し、あわせてAD分野 に よる設計教育が随時展開されます。
建築理論分野 AT, Architectural Theory 建築史・建築芸術, 建築計画
都市環境分野 UE, Urban Environment 建築環境工学, 都市計画, 環境管理計画
構造工学分野 SE, Structural Engineering 建築材料構法, 建築構造学, 建築構造力学
建築デザイン分野 AD, Architectural Design 設計意匠

■建築理論分野

  • AT分野研究室では、歴史性・芸術性・伝 統性あるいは人間性の観点から建築空間をとらえなおすことで、人間生活に深く関わる建築の概念を支える思想や理論の形成についての研究と教育を実施してい ます。 
  • 現代は極めて多様で複雑化し変化のスピードも速く、ともすれば人間生活にとって本来的に重要な価値を見失いがちな時代でもあります。建築の歴史的意味の発 見や保存修復技術の継承あるいはユーザーの視点に立った計画理論構築などを通じて、建築空間の創造に寄与していくことを目指しています。
 
■都市環境分野
  • UE分野研究室では、ヒトの生活や都市の 健康・安全性・快適性・発展性・持続可能性を目指した研究と教育を実施しています。
  • ヒト・構造物(建築)・エネルギー・各種環境要素(音・ 光・熱・空気・水等)・生態系の複合的なつながりを一つのシステムと捉え、このシステムの発展や新構築を目指しています。都市がますます多様化し、人間生活と地球 環境との均衡が崩れつつある現代において、未来社会に向けた持続可能な新しい都市のあり方及び都市環境デザインが求められてきています。
 
■構造工学分野
  • SE分野研究室では、建物の安全性とそこ に集い住まう人たちの生命と財産を守るために、建物の材料・構造・構法の研究と教育を実施しています。
  • 建物はその構造種別によって、鉄骨造、鉄筋コンクリー ト造、木造などに分けられます。また、特殊な構造形式として競技場などの大空間構造物が挙げられます。建物は鉛直荷重に耐えることは勿論のこと、風外力や地震 外力に対しても安全であることが絶対条件であり、建築デザインが多様化する中でますます高度な構造技術が求められています。
 
■建築デザイン分野(大学院Y-GSA
  • AD分野研究室では、現代の建築・都市の デザインに関する教育・研究に取り組んでいます。そして、建築をデザインすることを通して全人格的な教育を行っています。
  • 建築のデザインとは、工学的知識から 美学・哲学などの人文社会学の知識までが要求される包括的なものであり、そこから生まれるイデアを社会へつなげるという表現能力が要求されます。未だ存在し ない空間や建築を都市の中に構想するということは、過去からつながる歴史に敬意を払い、現在の文化や社会を理解し、未来に対して責任をもつことです。